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晩節

ばんせつ
名詞副詞
1
標準
late in life
文例 · 用例
どうかして晩節を全うするように、とは年老いた師匠のために半蔵らの願いとするところで、最初横浜行きのうわさを耳にした時に、弟子たちの間には寄り寄りその話が出た。
第一部上 夜明け前 青空文庫
八重かくてその身の晩節を全うせんとするの心か。
永井荷風 矢はずぐさ 青空文庫
人間の善悪はむしろ晩節にあるのだよ。
永井荷風 つゆのあとさき 青空文庫
是れ伯の晩節を善くするの道なり。
鳥谷部春汀 明治人物月旦(抄) 青空文庫
相公閣下、我輩は閣下の尊敬す可き賢人たるを知る、之を知るが故に、我輩は閣下の生涯に汚点少なからむことを望みたり、之れを望みたるが故に、今や其晩節を傷けたるを見て、閣下の為に惜するが故に、乃ち忠実に閣下に向て其の処決を勧告す、是れ負傷したる閣下の晩節に対する唯一の臨床療法なればなり。
鳥谷部春汀 明治人物月旦(抄) 青空文庫
当人の心事如何は知るに由なしとするも、左るにても惜しむべきは勝氏の晩節なり。
瘠我慢の説に対する評論について 瘠我慢の説 青空文庫
醜い葛藤や術策や政争の中に、可惜、老後の晩節を台なしに遊ばしてしまわぬよう――十兵衛はそれを祈りまする」「分っておる。
吉川英治 柳生月影抄 青空文庫
それを見ると、ほぼおなじ時代をやや後から歩いていた自分ではあるのに、両者の高い晩節の嶺から振向かれた過去の整然とした記憶や心象の構造にひきくらべて、私の少年期や「人生中学」の記などは、何とも他愛のない泥濘の回顧に過ぎぬ感のみが多く、気恥かしいかぎりでしかない。
――四半自叙伝―― 忘れ残りの記 青空文庫
作例 · 標準
彼は晩節を飾る素晴らしい功績を残し、多くの人々に尊敬された。
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晩節に入り、彼は故郷で静かに余生を送ることを選んだ。
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政治家として、晩節まで清廉潔白であり続けるのは難しいことだ。
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