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樹林

じゅりん
名詞頻度ランク #44003 · 青空 202
1
標準
forest
文例 · 用例
峠が上り下りして、森らしくなる、杜鵑がしきりに啼く、湯治の客が、運んだ飜ぼれ種子からであろうが、栂の大木の下に、菜の花が、いじけながらも、黄色に二株ばかり咲いていた、時は七月末、二千|米突の峠、針葉樹林の蔭で!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
それからまた針葉樹林を駈け下りる、水の音がするすると、樹の間を分けて上って来るようだ、水!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
今のような裾野となって、富士の登山が一しお悦ばれるのは、絨氈を布く緑青の草と、湿分を放散する豊富な濶葉樹林とにあろう。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
十月十四日土曜午前十一時上野發に乘つたが、今度は掏摸の厄介にはならなくて濟んだし、汽車の中は思ひの外に空いて居たし、それに天氣も珍らしい好晴であつたが、慾を云へば武藏野の秋を十二分に觀賞する爲には未だ少し時候が早過ぎて、稻田と桑畑との市松模樣の單調を破るやうな樹林の色彩が乏しかつた。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
其の本館から下方の山腹にはもう人家が少く、色々の樹林に蔽はれた山腹の斜面が午後の日に照らされて中々美しい。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
その養殖場には日蔭をつくるための樹林と湿気を呼ぶ苔とが必要である。
岡本かの子 異国食餌抄 青空文庫
日本画部から受けた灰色の合成的印象をもって洋画部へはいって行くと、冬枯れの野から温室の熱帯樹林へはいって行くような気持がするのは私ばかりではあるまい。
寺田寅彦 帝展を見ざるの記 青空文庫
その電線の経路九十二マイルの間は近辺の樹林を切り開き、また人の近づかぬように不断|巡邏している。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
作例 · 標準
標高が上がるにつれて、広葉樹林から針葉樹林へと景色が変わっていく。
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鬱蒼とした樹林の中を歩いていると、どこからか小鳥のさえずりが聞こえてきた。
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この公園には豊かな樹林が残されており、市民の憩いの場となっている。
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