脚絆
きゃはん
名詞
標準
gaiters
文例 · 用例
中の字を星形にした徽章のついた制帽を冠って、紺のめくらじまの袴をはき脚絆に草鞋がけ、それに久留米絣の綿入羽織という出で立ちであったと思う。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
早速、焚火にかかって、徒渉に濡れた脚絆を乾すやら、大鍋を吊して湯を沸かしたりする。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
関のさびれた町に入って主人は作楽井が昨年話して呉れた古老を尋ね、話を聞きながらそこに持ち合っている伊勢詣りの浅黄の脚絆や道中差しなど私に写生させた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
まん中の大きな釜からは湯気が盛んにたち、農夫たちはもう食事もすんで、脚絆を巻いたり藁沓をはいたり、はたらきに出る支度をしていました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
」農夫長は隣りで脚絆を巻いている顔のまっ赤な農夫を指しました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
ところがその人は、すぐに河をわたるでもなく、いかにもわらじや脚絆の汚なくなったのを、そのまま洗うというふうに、もう何べんも行ったり来たりするもんだから、ぼくらはいよいよ、気持ちが悪くなってきた。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
それから硬い板を入れた袴をはき、脚絆や草鞋をきりっとむすんで、種山剣舞連と大きく書いた沢山の提灯に囲まれて、みんなと町へ踊りに行ったのだ。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
(F・O)「おい親友、鉄カブトかぶれよ、危ねえぞ」「何言ってやんでえ 可笑しくッて鉄カブトが冠れますかッてンだ」「鉄砲の弾丸は頭ばかり当たるッて訳のもんでもあるめえ、手に当る事もありゃ足にも当らア鉄のテッ甲脚絆でもはめてきアがれ」○帽子の中へ写真を入れて置く兵隊。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
作例 · 標準
山歩きに行くなら、ズボンの裾が汚れないように脚絆をしっかり巻いておいた方がいいよ。
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農作業中に草木で足が傷つかないよう、厚手の脚絆を装着して作業に取りかかった。
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あいたた、この脚絆、ひもをきつく締めすぎて足がうっ血しそうだよ。
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雨上がりのぬかるんだ道を歩くとき、脚絆のおかげで靴の中に泥が入らずに済んだ。
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標準
puttees
作例 · 標準
昔の兵隊さんが脚絆をピシッと巻いて行進してる姿、映画で見ると身が引き締まるね。
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祭りの装束として、足元には白い脚絆を着用するのがこの地域の伝統なんだ。
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長距離を歩くときは、脚絆を巻くと足の筋肉がサポートされて疲れにくいって本当かな?
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時代劇の撮影のために、本革で作られた本格的な脚絆を衣装部から借りてきたよ。
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ウィキペディア
脚絆(きゃはん。脚半とも)とは、脛の部分に巻く布・革でできた被服。ゲートル とも。
出典: 脚絆 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0