ゲートル
ゲートル
名詞
標準
gaiter
文例 · 用例
汚れた小倉の霜降りの洋服を着て、脚にも泥だらけのゲートルをまき、草鞋を履いている。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
〔すゝきすがるゝ丘なみを〕すゝきすがるゝ丘なみを、 にはかにわたる南かぜ、窪てふ窪はたちまちに、 つめたき渦を噴きあげて、古きミネルヴァ神殿の、 廃址のさまをなしたれば、ゲートルきりと頬かむりの、 闘士嘉吉もしばらくは、萱のつぼけを負ひやめて、 面あやしく立ちにけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
歴乎とした役者が、ゴム底の足袋に卷きゲートル、ゆかたの尻ばしよりで、手拭を首にまいてやつて來た。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
下のかたより二十五六歳の旅人、旅やつれは見えながらも人柄は賤しからず、洋服を着て登山帽をかぶり、足にはゲートルを着け、リュックサックを背負い、木の枝を杖にして出づ。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
下のかたより村の青年団員二人、詰襟の洋服に巻ゲートルの姿にて、灯を入れない提灯を持ちて出づ。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
十五 裏の家があき、トラックで荷物が運ばれたのは五月の初めで、銀子が潰しの島田に姐さん冠りをして、自分の入る家の掃除をしていると、一緒に乗って来た父が、脚にゲートルなぞ捲きつけてやって来た。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そのころになると父の店もやや調い、棚の前通りにズックの学生靴や捲ゲートル、水筒にランドセルなど学生向きのものも並べてぼつぼつ商いもあり、滝に打たれたせいか父の頭も軽くなり、仕事に坐ることもできた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
私はゲートルを着け、生れてはじめて津軽の国の隅々まで歩きまわってみた。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
作例 · 標準
雪山登山では、靴の中に雪が入らないようにゲートルを装着する。
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彼は防水性のゲートルを着用し、ぬかるんだトレイルを軽快に歩いた。
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ゲートルは、古くから兵士や旅行者の足元を守るために使われてきた。
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