焙烙
ほうろく異読 ほうらく
名詞
標準
earthenware baking pan
文例 · 用例
それに比べると、夏の富士は、焙烙色に赭ッちゃけた焼け爛れを剥き出しにした石山であるのに、この水々しさと若さは、どうしたものであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その上を自動車や、電車や、人間などが、焙烙の上の黒豆のように、パチパチと転げ廻った。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
五六軒先の荒物屋の溝板と溝板の上のバケツや焙烙が鳴って十六七の男の子が飛出して来た。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
然しそれは一同で祝ふ時のみで、それさへ卯平が只獨ゆつくりと味ふには焙烙に乘せる分量が餘りに足らなかつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
お時も焙烙に苧殻を入れて庭の入り口に持ち出した。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
焙烙調練が始まったらしい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
(お時は奧より焙烙に苧がらを入れたるを持ち來りて門に出で、燧をうちて迎の火を焚き、またその火を燈籠に移す。
— 岡本綺堂 『箕輪の心中』 青空文庫
「焙烙の刑」その他で、女性の自我を主張し、情熱を主張していた田村俊子はその異色のある資質にかかわらず、多作と生活破綻から、アメリカへ去る前位であった。
— 宮本百合子 『あとがき(『宮本百合子選集』第一巻)』 青空文庫
作例 · 標準
焙烙を使って豆を煎ると、香ばしい匂いが台所いっぱいに広がる。
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茶道の道具として、古い焙烙が大切に引き継がれている。
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「この焙烙で胡麻を煎ると、味が全然違うのよ」と祖母が教えてくれた。
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標準
form of punishment in which a person is forced to walk on an oiled pipe over a charcoal fire (ancient China)
作例 · 標準
歴史の授業で、古代中国の残酷な刑罰として焙烙の話を聞いて身の毛がよだった。
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油を塗った銅柱の下で炭火を焚く焙烙という刑は、想像を絶する苦痛だろう。
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暴君は自らに反抗する臣下を、見せしめとして焙烙の刑に処した。
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ウィキペディア
焙烙(ほうらく/ほうろく)は、素焼きの土鍋の一種。炮烙・炮碌とも書き、炒鍋(いりなべ)とも言う。関東などでは「ほうろく」という。
出典: 焙烙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0