俸禄
ほうろく
名詞
標準
retainer's stipend
文例 · 用例
夫れから第三次の侠客は、諸大名の中に何か一つ事が起ると人夫が必要になる、二本指の人間は使つて居ても之を雑役には使へぬし、又た俸禄の関係から云つても、平時用の無い時に万一を慮つて沢山の雇人を使つて置くといふことが出来ぬ。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
大阪冬の陣の媾和には、初め家康から、一、浪人赦免、二、秀頼|転封の二条件を提議し、大阪方からは、一、淀君質として東下、二、諸浪人に俸禄を給するために、増封の二条件を回答した。
— 菊池寛 『大阪夏之陣』 青空文庫
そこで阿部家の俸禄分割の策を献じた。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
俸禄も厚く、信任も重く、細大の事務|尽く掌裡に帰して裁断を待ち、監督川島不在の時は処務を代理し、隠然副監督として仰がれていた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
茶山が当時の身分は、前に江戸に客たりし時より俸禄が倍加せられてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
其後天明八年戊申と寛政十一年己未とに列次を進め俸禄を加へられた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
菅氏では此年文政六年に、茶山が大目附にせられ、俸禄も亦二十人扶持より三十人扶持に進められた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
俸禄は「現米十八斗」であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
藩主から莫大な俸禄を与えられた彼は、忠誠を誓って軍師として仕えた。
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武士にとって、俸禄の削減は死活問題であり、一族の存亡に関わることだった。
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「たったこれだけの俸禄では、部下を養っていくこともできない」と彼は嘆いた。
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