霾
ばい
名詞頻度ランク #41756 · 青空 22 例
標準
loess
文例 · 用例
此処は鄂博――蒙古児陀羅海、春ながら冬、霾らす、霾らす茫漠たる内蒙古、涯しなき視野、東へ東へと移動しつつある沙漠の凛然たる寒気の底に於て。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
霾るや、黄なる沙、嵐と哮び、漲るや、洪き水、天傾ぶけぬ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
み冬の夕かげあかき砂の原|空眼薄らに駱駝来れり蒙古びと駱駝追ひつつ夕べなり早駈けに乗る驢馬の後尻霾らす黄沙の平ただならず日は朱に澱み蒙古犬吼ゆ註、霾るとは遠く沙塵の黄濁するを云ふ。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
道は遠くこの一筋に尽きて、地と海との霾然たる、また人間の灰神楽。
— 逸見猶吉 『逸見猶吉詩集』 青空文庫
学問上の伝襲は、私の上に払ひきれぬ霾の様に積つてゐた。
— 折口信夫 『古代研究 追ひ書き』 青空文庫
雲端に霾る、と桃青居士の誇張した岩が根道も、追ひ剥ぎの出るに値する位は、人通りもあつたのである。
— 折口信夫 『山のことぶれ』 青空文庫
頃刻にして雲復大に湧き、寒冷の気面を搏って肌に粟を生じ、怪物の陸梁するかと覚しき一種のさゞめきは四方に満ちて、一刻は一刻よりも暗く、満目唯陰霾として、風雨またまさに来り襲はんとす、其光景もとよりわが拙き筆の能く及ぶところにあらず。
— 木暮理太郎 『木曾駒と甲斐駒』 青空文庫
それから又近頃は詩の定型無定型といふことが盛んに論じられてゐますが、私は定型にしろ無定型にしろ、面白ければいいといふ程の呑気なことしか考へてをりませんが、なんだか此の問題は具体的のやうでゐて、その実途方もなく遠大か何かのやうに受取れます。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
作例 · 標準
その土壌サンプルには、かなりの量の霾(ばい)が含まれていた。
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偏西風は、広大な平野に細かい霾を運び続けた。
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地質学者は、古代の堆積物である霾の層を研究した。
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