閨中
けいちゅう
名詞名詞-の形容詞
標準
inside the bedroom
文例 · 用例
深夜火器を弄して閨中の人を愕かせしバイロン、必らずしも狂人たりしにあらざる可し、蓋し女性は或意味に於て甚だ偏狭頑迷なる者なり、而して詩家も亦た、或点より観れば之に似たる所あるを免れず。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
この生活苦と、仁義、公儀の八釜しい憂世を三分五厘に洒落飛ばし、上は国政の不満から、下は閨中の悶々事に到るまで、他愛もなく笑い散らして死中に活あり、活中死あり、枯木に花を咲かせ、死馬に放屁せしむる底の活策略の縦横|無礙なものがなくては、博多仁輪加の軽妙さが生きて来ないのである。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
そしてこの少女の、容色に魅せられた敵将を、閨中でたった一突きに刺し殺したのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
そしてこの少女の、容色に魅せられた敵将を、閨中でたつた一突きに刺し殺したのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
その詩は前の句に「斑女閨中秋扇色」という女の悲しい故事の言われてあることも知らない無学さからであったのであろう。
— 東屋 『源氏物語』 青空文庫
夜嵐や太閤様のさくら狩 その女ちぎれおつ牡丹桜の風雨かな 沼菽女 閨中の美女をあつめて豪華をつくした太閤の桜狩も、花の盛りも一夜の嵐にむなしくなったと詠じたものか、すきものの太閤を諷したものか。
— 杉田久女 『桜花を詠める句』 青空文庫
司馬温公は閨中にて語りし言も、人に對して言ふべからざる事無しと申されたり。
— 西郷隆盛 『遺訓』 青空文庫
此妓無毛美開、閨中欷歔すること頗妙。
— 断膓亭日記巻之二大正七戊午年 『断腸亭日乗』 青空文庫
作例 · 標準
閨中に響く夫婦の話し声は、穏やかで幸せそうだった。
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昔の貴族は、閨中で秘密の会合を開くこともあったという。
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彼女は閨中に飾られた美しい絵画を眺め、静かに瞑想した。
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