抑鬱
よくうつ
名詞
標準
dejection
文例 · 用例
面從|腹誹、抑鬱不平、自暴自棄などの惡癖|陋習の、我心の底に萌しゝより外、又何の效果も無かりしなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
そんな岡田が分隊の最後尾をよろめき、辛うじて歩いている様子は、兵隊というより完全な乞食みたいにみえ、更に狐憑じみたその顔の表情は誰がみても狂人、被害妄想的抑鬱症患者としか思えなかった。
— 田中英光 『さようなら』 青空文庫
その時附けられてゐた家老大町備前は、さしたる人物でなかつたらしいから、綱宗が抑鬱の情を打明けて語ることを得たのは、初子のみであつただらう。
— 森鴎外 『椙原品』 青空文庫
舞台では檻の狼のボルクマンが、自分にピアノを弾いて聞せてくれる小娘の、小さい心の臓をそっと開けて見て、ここにも早く失意の人の、苦痛の萌芽が籠もっているのを見て、強いて自分の抑鬱不平の心を慰めようとしている。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
人を怨み世を怨む抑鬱不平の念が潮のように涌いて来た。
— モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 『破落戸の昇天』 青空文庫
病名は抑鬱症でした。
— 神西清 『死児変相』 青空文庫
抑鬱病患者によく見る、癲癇性不機嫌といわれるあの顔である。
— 久生十蘭 『海豹島』 青空文庫
この島の恐ろしい寂寥のため、抑鬱病か、あるいはそれに近い精神障礙をひき起したのだと思った。
— 久生十蘭 『海豹島』 青空文庫
作例 · 標準
失恋のショックで、彼女は深い抑鬱に沈んだ。
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成績不振が続き、彼の心は抑鬱に覆われた。
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雨の日の窓の外、世界はまるで抑鬱の色をしていた。
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