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炭車

たんしゃ
名詞
1
標準
coal wagon
文例 · 用例
左側の柵の中で子供が四、五人石炭車に乗ったり押したりしている。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
桟橋の上は、夕張炭田から、地下の坑夫らの手によって、掘り出された石炭が、沢山の炭車に満載されて、船の上の漏斗へ来ては、それを吐き出して帰って行くのだった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
彼らは、石炭車の底部にある蓋をとる。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
闇の中から、臍まで泥だらけにして鶴嘴を肩にした男が、ギロッと眼だけ光らして通ったかと思うと、炭車を押して腰に絣の小切れを巻いた裸の女が、魚のように身をくねらして、いきなり飛び出したりした。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫
二枚目の伝票を受取ったお品は、捲立の底で空になって降ろされて来た炭車を取ると、そのまま長い坑道を峯吉の採炭場へ帰って行った。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫
走り込んで行った炭車を飛び退くようにして、立ちはだかった男の腕の中へ、お品は炭車の尻を蹴るようにして水々しいからだを投げかけて行った。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫
投げかけて抱かれながら、お品は夢見心地で、闇の中を独りで遠去かって行く空の炭車を、その枠の尻にブラ下げた仄暗い、揺れ続ける安全燈を見たのであった。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫
悪い時には仕方のないもので、お品の安全燈は炭車の尻にブラ下げてあり、そして空の炭車はそのまま走っていたのであるから炭車の尻には複雑な気流が起り、いままで地面に沈積していた微細な可燃性の炭塵は、当然烈しく捲き立てられていたのであった。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫
作例 · 標準
鉱山から運ばれてきた石炭は、炭車に積まれて工場へと送られる。
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蒸気機関車が牽引する炭車が、黒い煙を上げてゆっくりと進んでいく。
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昔の炭鉱では、多くの炭車が石炭の運搬に使われていた。
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