娘さん
むすめさん
名詞
標準
daughter
文例 · 用例
九月十月十一月太宰治 (上) 御坂で苦慮のこと 甲州御坂峠の頂上に在る茶店の二階を借りて、長篇小説すこしづつ書きすすめて、九月、十月、十一月、三つきめに、やつと、茶店のをばさん、娘さん、と世間話こだはらず語り合へるくらゐに、馴れた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
をばさんも、娘さんも、はじめのうちは、私の音無しさに、かへつて奇怪を感じた樣子で、あのお客さんは女みたいだ、と蔭口きいて、私は、それをちらと聞いて、ああ、あんまり音無しくしてもいけないのか、とくやしく思つた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
晩にお膳を持つて來る娘さんにも、何か一こと話しかけたく苦慮するのだが、どうも輕くふつと出ない。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
たうとう或る晩、お膳を持つて部屋へはひつて來る娘さんを見るなり噴き出した。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
娘さんは、顏を赤くした。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
娘さんは、すると、落ちついて私の傍に坐つて、あたしも何かお話しようと思ふのですが、お客さんがあんまり默つてゐるので、つい、あたしも考へてしまつて、何も言へなくなります。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
こまつたね、話がないんだ、と言つて笑ふと、娘さんは、私の窮屈がつてゐるのを察して、男は無口なはうがいい、と言ひ置いてさつさと部屋から出て行つて呉れた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
娘さんも呆れたらしく、私の部屋を拭き掃除しながら、お客さん、馴れたら惡くなつたわね、としんから不機嫌さうに呟いた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
作例 · 標準
「隣の家に住んでいる娘さんは、朝会うといつも明るく挨拶してくれる、とても礼儀正しい子だよ。」
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初対面で「お嬢さん」と呼ぶのは少し気恥ずかしかったので、親しみを込めて「娘さん」と呼ぶことにした。
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見知らぬ観光地で道に迷って困っていたら、親切な娘さんが目的地まで一緒に歩いて案内してくれた。
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