老眼
ろうがん
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #39297 · 青空 97 例
標準
presbyopia
文例 · 用例
」祖母は剃られて青白い、眉毛の跡を吊り上げて、その老眼鏡の上から覗くやうに言つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
またある日私の先輩の一人が老眼鏡をかけた見馴れぬ顔に出会した。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
ポケットより新聞と老眼鏡とを取り出し殊更に顔をしかめつつこれを読む。
— 一幕 『饑餓陣営』 青空文庫
総六は、崖の、と呼ぶ、熱海の街を突切って、磧のような石原から浪打際へ出ようとする、傍の蠣殻屋根、崖の上の一軒家の、年老いた漁師であるが、真鶴崎へ鰹の寄るのも、老眼で見えなくなったと、もう鈎の棹は持って出ず、昼は人仕事の網の繕、合間には客を乗せて、錦の浦遊覧の船を漕ぐのが活計。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
老眼がひどくなつて読書するのにどうも工合が悪い、妙なもので、老眼は老眼として、近眼は近眼として悪くなる、ちようど、彼女に対して、憎悪は憎悪として、感謝は感謝として強くなるやうに。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
」と祖母は帯の間から老眼鏡を取り出し、末弟のお伽噺を小さい声を出して読みはじめた。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
容貌について言うなれば、額は広く高く、眉は薄く、鼻は小さく、口が大きくひきしまり、眉間に皺、白い頬ひげは、ふさふさと伸び、銀ぶちの老眼鏡をかけ、まず、丸顔である。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
北さんは、老眼鏡を、ひょいと掛けて新聞を読みはじめた。
— 太宰治 『帰去来』 青空文庫
作例 · 標準
最近、近くの文字が見えにくくなってきて、どうやら老眼が始まったようだ。
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40歳を過ぎたあたりから、多くの人が老眼の症状を自覚し始める。
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彼はまだ若いつもりでいたが、新聞を読むのに腕を伸ばしている姿を見て、老眼を認めざるを得なかった。
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