半音
はんおん
名詞頻度ランク #33664 · 青空 23 例
標準
semitone
文例 · 用例
半音ずつの違いによって一箇ずつキーが附いておりますが、それのどれかを使うより仕方がない。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
ある時は複雑な沈鬱な混色ばかりが次から次へと排列されて一種の半音階的の旋律を表わしているのである。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
「半音の入っていない自然というものは、眠いものね」 私は娘が頸を傾けて、も一度訊き返そうとするのを、別に了解して欲しいほどの事柄でもないので、他の事を云った。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
年がら年ぢう何んな時にも、憤つても、泣いても、たつたそれだけの半オクターヴほどの間の半音見たいな声しか持たない人なんか、あたし可笑しくつてとても傍に居られないのさ。
— 牧野信一 『早春のひところ』 青空文庫
「これぐらゐの間の、半音だけしか出ない音の人ぢやないかしらと疑ひ出したのさ。
— 牧野信一 『早春のひところ』 青空文庫
半音のセリフは願ひさげだわ……」「勝手にしろ――馬鹿ツ!
— 牧野信一 『早春のひところ』 青空文庫
先生は風琴を抱へてあちこちと歩き回り、太郎は殊更なる半音を力一杯に吹き鳴して、悲壮の闇をつんざいた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
もしもそんなものはいらないという監督がいたら試みに半音程調子の狂つた楽器を混えたオーケストラを、その人の前で演奏させてみればよい。
— 伊丹万作 『雑文的雑文』 青空文庫
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半音 とは、伝統的な西洋音楽における音程の最小単位である。
出典: 半音 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0