元服
げんぷく異読 げんぶく
名詞動詞-サ変
標準
male coming-of-age-ceremony
文例 · 用例
机の片隅には彼が元服祝に貰った鳶色の革函が載っており、これに銭と大事な書類がしまってあった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
で、諸大名ら人※の執成しで、将軍|義澄の叔母の縁づいている太政大臣九条|政基の子を養子に貰って元服させ、将軍が烏帽子親になって、その名の一字を受けさせ、源九郎|澄之とならせた。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
長い突通しの笄で、薄化粧だつた時分の、えゝ、何にもかにも、未の刻の傾きて、――元服をしたんですがね――富川町うまれの深川ツ娘だからでもありますまいが、年のあるうちから、流れ出して、途に泡沫の儚さです。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
政宗元服の式の時には此の藤五郎成実が太刀を奉じ、片倉小十郎景綱が小刀を奉じたのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
これは賢秀の心を攬る為に云ったのでは無く、其翌年鶴千代丸に元服をさせて、信長の弾正忠の忠の字に因み、忠三郎|秀賦と名乗らせて、真に其言葉通り婿にしたのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
某は当時|退隠相願い、隈本を引払い、当地へ罷越候えども、六丸殿の御事心に懸かり、せめては御|元服遊ばされ候まで、よそながら御安泰を祈念致したく、不識不知あまたの幾月を相過し候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
信秀死する三年前に古渡城で元服して幼名吉法師を改めた三郎信長は、直に父の跡を継いで上総介と号した。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
「新兵衛どの、おり入ってお願いがある」と元服してからまだ間もないらしい美男の士は、新兵衛の前に手を突いた。
— 菊池寛 『形』 青空文庫
作例 · 標準
武家の嫡男は、数えで15歳になると元服の儀を行った。
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元服を済ませた若者は、一人前の大人として扱われる。
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昔は、元服の際に烏帽子をかぶる習慣があった。
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標準
shaving one's eyebrows, blackening one's teeth, and wearing one's hair in the marumage style (of a newly married woman; Edo period)
作例 · 標準
江戸時代の女性は、結婚すると元服をして既婚の証とした。
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彼女は元服をして、美しい丸髷を結っていた。
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元服の風習は、時代と共に廃れていった。
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ウィキペディア
元服(げんぶく、げんぷく)とは、奈良時代以降の日本で男子の成人を示すものとして行われた儀式。通過儀礼の一つである。
出典: 元服 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0