手水
てみず異読 ちょうず
名詞
標準
water for washing or moistening one's hands
文例 · 用例
」 さう言つた父は急に立ち上がつて河鹿に手水をやつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
自分も縁側へ出て新しく水を入れた手水鉢で手洗い口すすいで霊前にぬかずき、わが名を申上げて拍手を打つと花瓶の檜扇の花びらが落ちて葡萄の上にとまった。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
手水鉢を座敷のまん中で取り落として洪水を起こしたり、火燵のお下がりを入れて寝て蒲団から畳まで径一尺ほどの焼け穴をこしらえた事もあった。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
手水鉢の向かいの梅の枝に二輪ばかり満開したのがある。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
「家は腰高の塗骨障子を境にして居間と台所との二間のみなれど竹の濡縁の外には聊かなる小庭ありと覚しく、手水鉢のほとりより竹の板目には蔦をからませ、高く釣りたる棚の上には植木鉢を置きたるに、猶表側の見付を見れば入口の庇、戸袋、板目なぞも狭き処を皆それぞれに意匠して網代、船板、洒竹などを用ゐ云々」。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
狭き庭の中垣ともいわず手水鉢ともいわず朝顔を這いつかせたり。
— 伊藤左千夫 『草花日記』 青空文庫
井戸ばたの流し場に手水をすました自分も、鶏に興がる子どもたちの声に引かされて、覚えず彼らの後ろに立った。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
ガラス障子の外には、狭い形ばかりの庭ではあるが、ちょっとした植込みに石燈籠や手水鉢などが置いてあった。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
作例 · 標準
神社を参拝する前に、手水で心身を清めた。
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手水の作法を学び、丁寧にお清めを行った。
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冷たい手水が、暑い夏の日に心地よかった。
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ウィキペディア
手水(ちょうず、てみず)とは、神社や寺院において参拝前に手や口を清める水、またはその行為のことである。それを行う施設を手水舎(ちょうずや、ちょうずしゃ、てみずや、てみずしゃ)という。
出典: 手水 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0