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被蓋

ひがい
名詞
1
標準
tegmentum
文例 · 用例
脚絆穿で、むかし傀儡師と云った、被蓋の箱を頸に掛けて、胸へ着けた、扮装は仔細らしいが、山の手の台所でも、よく見掛ける、所化か、勧行か、まやかしか、風体怪しげなる鉢坊主。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
一グラムのラジウムとは、鉛の被蓋の中で細い管が幾つもたえず光っている一つの大変に重い箱である。
宮本百合子 キュリー夫人 青空文庫
」 表面にこそ見せなかつたが、青木さん夫婦の頭にはさういふ思ひがいつも一|杯だつた。
南部修太郎 青空文庫
お互ひがいたはりたい心でいつぱいなんだ。
太宰治 道化の華 青空文庫
林のなかは浅黄いろで、肉桂のやうなにほひがいつぱいでした。
宮沢賢治 かしはばやしの夜 青空文庫
「尤も付添ひがいるやうな病人ぢやないからね。
牧野信一 妄想患者 青空文庫
何だか女の髮の匂ひがいつまでもふは/\と自分を包んでゐるやうである。
鈴木三重吉 赤い鳥 青空文庫
この鬪ひがいかに苦痛であつたかいかに多くの精力と不純な心を用ひさされねばならないことであつたか、さうして、いかに、長らく續くのであらう。
大正十一年九月(推定) 小島勗宛 書翰 青空文庫
作例 · 標準
中脳の被蓋には、運動調節に深く関わる黒質や赤核などの重要な組織が存在する。
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解剖学の実習で、脳幹の断面から被蓋の位置を慎重に特定した。
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脳の損傷によって被蓋がダメージを受けると、深刻な運動障害が生じることがある。
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