伝受
でんじゅ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
being initiated (e.g. into the secrets of an art)
文例 · 用例
文徳実録に見える席田郡の妖巫の、その霊|転行して心を心の二字が祇尼法らしいから、随分と索隠行怪の徒には輾転伝受されていたのだろうと思われる。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
あいのおさえのという蒼蠅い事の無代り、洒落、担ぎ合い、大口、高笑、都々逸の素じぶくり、替歌の伝受|等、いろいろの事が有ッたが、蒼蠅いからそれは略す。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
漢儒の注解はみな古より伝受あり。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
然らば人種と神話とは、更に何等の関係をも有せざるや、国民は相互に意識して、神話の伝受をなすこと、曾てこれなきや。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
そうして知識が智慧となる活機は、ただその活機を経た人格からのみ直接に伝受せられる。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
面授面受によって正法の伝受せられるとき、「道い得る」こともまた成就する。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
不道(もの言わず)してしかも正法伝受の実を表現することはできる。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
また直指人心見性成仏、教外別伝不立文字等の標榜によって禅宗を立てんとするものを排する論議中にも、「近代の庸流、おろかにして古風をしらず、先仏の伝受なきやから、あやまりていはく、仏法のなかに五宗の門風ありといふ。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼は師から奥義を伝受され、ついに一人前の職人として認められた。
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その儀式は、新しいメンバーが組織の秘密を伝受される大切な場だ。
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古くからの秘術は、特定の血筋の者だけが伝受されるものだった。
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