古戦場
こせんじょう
名詞
標準
ancient battlefield
文例 · 用例
三河と美濃の国境だという境橋を渡って、道はだんだん丘陵の間に入り、この辺が桶狭間の古戦場だという田圃みちを通った。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
)といったばかりで別に気に留めず、仰いで空を見ようともしない、この時に限らず、賤ヶ|岳が、といって、古戦場を指した時も、琵琶湖の風景を語った時も、旅僧はただ頷いたばかりである。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
そしてその地図に入間郡「小手指原久米川は古戦場なり太平記元弘三年五月十一日源平小手指原にて戦うこと一日がうちに三十余たび日暮れは平家三里退きて久米川に陣を取る明れば源氏久米川の陣へ押寄せると載せたるはこのあたりなるべし」と書きこんであるのを読んだことがある。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
自分は武蔵野の跡のわずかに残っている処とは定めてこの古戦場あたりではあるまいかと思って、一度行ってみるつもりでいてまだ行かないが実際は今もやはりそのとおりであろうかと危ぶんでいる。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
これ岩櫃山というて正平年間|吾妻太郎行盛の城跡、巨巌重畳、断崖|聳立、山中に古戦場あり、今日に及んでなお白骨の横わるものありという。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
一千年のいにしえの古戦場の威力である。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
相模国、石橋山の古戦場に近き杉山の一部。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
――古戦場を忘れたのが可いのではない。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
作例 · 標準
夏草に覆われたこの地が、かつて天下を分かつ古戦場だったとは信じがたい。
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観光客たちはガイドの説明を聞きながら、古戦場跡に立つ慰霊碑に手を合わせた。
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歴史小説の執筆にあたり、作者は何度もその古戦場へ足を運んで当時の情景を想像した。
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