焦げ臭い
こげくさい
形容詞
標準
smelling burnt
文例 · 用例
その時に妙な焦げ臭いにおいがする。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
面をかぶるとこの焦げ臭いにおいがいっそうひどい、そうして自分のはき出す呼気で面の内側が湿って来ると魚膠のにおいやら浅草紙のにおいやらといっしょになって実に胸の悪い臭気をかもし出すのであった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
昨夜のは焼け通って焦げ臭いにおいがした。
— 真木柱 『源氏物語』 青空文庫
――あらツ、少し焦げ臭いねえ」 房江があわてて電氣コンロのところへ行くと、木の臺がこんがりと燒けかけてゐた。
— 林芙美子 『暗い花』 青空文庫
彼奴は先刻、この室に這入ると間もなく、吾輩がこの大暖炉の中で焼き棄てた著述の原稿の、焦げ臭いにおいを嗅ぎ付けたに違いないのだ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
きり立つた花崗石の頂きに禿鷹のやうに立つた詩人――彼の上方には明るい明るい空がある、そこからは太陽が烈しく灼きついて、外套の襞からは焦げ臭い匂ひが立つ程だ。
— 堀辰雄 『ゲエテの「冬のハルツに旅す」』 青空文庫
空には焦げ臭い匂ひがしてゐた。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
太七の家作で、ほんの二三丁先、形ばかりの空家へ、焦げ臭い荷物と一緒に、五六人の人間が詰め込んで居たのです。
— 酒屋火事 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
キッチンから焦げ臭い匂いがしてきたので、換気扇を回した。
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「火事だ!焦げ臭いぞ!」と叫び声が聞こえた。
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外を歩いていたら、どこからか焦げ臭い匂いが漂ってきた。
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