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質物

しちもつ異読 しちもの
名詞
1
標準
pawn
文例 · 用例
若い女ばかり集まる処だからお秀の性質でもまさかに寝衣同様の衣服は着てゆかれず、二三枚の単物は皆な質物と成っているし、これには殆ど当惑したお富は流石女同志だけ初めから気が付いていた。
国木田独歩 二少女 青空文庫
ひと口に言えば自然の風物にわれわれの主観的生活を化合させ吸着させて自然と人間との化合物ないし膠質物を作るという可能性である。
寺田寅彦 俳句の精神 青空文庫
その短刀は近江屋の土蔵にある質物を義助が持ち出したのである。
岡本綺堂 青空文庫
学校の方は一同僚の取りなしでうまく納まったという報告に接したが、質物の取り返しにはここしばらく原稿を大車輪になって働かなければならない。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
質物は預かり物ですから、庫にしまって大切にして置くべきですが、物が珍らしいので薄馬鹿の辰公がそっと持ち出した。
ズウフラ怪談 半七捕物帳 青空文庫
辰公の親たちは不取締りのために質物を馬鹿息子に持ち出され、それからこんな騒動をひき起したというので、きびしいお咎めを受けました。
ズウフラ怪談 半七捕物帳 青空文庫
馬鹿息子が質物を持ち出して毎晩あるき廻っているのを、親たちも店の者も気がつかなかったというのは、あんまり迂濶な話ですから、どんなお咎めを蒙っても仕方がありません。
ズウフラ怪談 半七捕物帳 青空文庫
帰るときに、形代であるから此の首を置いてゆくと云ったが、番頭は平にあやまって頼んで、この恐ろしい質物を持って帰ることにして貰った。
異人の首 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
質屋に預けた質物は、期限内に必ず引き取らなければならない。
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質物の価値は、市場の動向によって変動する。
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彼は、父親から譲り受けた時計を質物として預けた。
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