夕顔
ゆうがお異読 ユウガオ
名詞
標準
bottle gourd (Lagenaria siceraria var. hispida)
文例 · 用例
さもなければ、田舎の川べりにでも住んで、夏は縁台を出して夕顔の花をみてゐるといふ、あの消極的平安の中に安住しなければならないのです。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
前に夕顔棚ありて下に酒酌む自転車乗りの一隊、見るから殺風景なり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
大きな烏瓜か夕顔の花とでも思うのかもしれない。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
ところが、その家の庭に咲き誇った夕顔をせせりに来る蛾の群が時々この芳紀|二八の花嫁をからかいに来る、その度に花嫁がたまぎるような悲鳴を上げてこわがるので、息子思いの父親はその次の年から断然夕顔の裁培を中止したという実例があるくらいである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
この花嫁は実際夕顔の花のような感じのする女であったが、それからわずか数年の後亡くなった。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
この花嫁の花婿であったところの老学者の記憶には夕顔の花と蛾とにまつわる美しくも悲しい夢幻の世界が残っている。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
涼しさを知らない大陸のいろいろな思想が、一時ははやっても、一世紀たたないうちに同化されて同じ夕顔棚の下涼みをするようになりはしないかという気がする。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
夕顔の実に朱の筋の入った状の、夢の俤をそのままに、ぼやりと仰向け、「水を召されますかいの。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
夏の夕暮れ時、庭の棚に夕顔の白い花が咲き始めた。
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夕顔は、日本の伝統的な夏の風物詩の一つだ。
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源氏物語に登場する夕顔の花は、儚い美しさを象徴している。
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標準
moonflower (Ipomoea alba)
作例 · 標準
夜になると、夕顔の花がひっそりと開いて、あたりに甘い香りを漂わせた。
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ベランダに植えた夕顔が、毎晩のように大きな白い花を咲かせてくれる。
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夕顔の花言葉は「儚い恋」だと言われている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
夕顔(ゆうがお) ユウガオ - ウリ科の植物。 ヒルガオ科の植物であるヨルガオの別名・俗称。 夕顔 (源氏物語) - 『源氏物語』五十四帖の巻の一つ。第4帖。また、その巻に登場する架空の女性の通称。 夕顔 (能) - 能の演目。三番目物の本髭物。 夕顔 (地歌) - 地歌、箏曲の楽曲。京流手事物。文政頃、菊岡検校により作曲され、八重崎検校が箏手付け。『源氏物語』の「夕顔」に取材した曲。 夕顔 (駆逐艦) - 日本海軍の若竹型駆逐艦。 夕顔 (船) - 土佐藩の船。 夕顔 (小説) - 泉鏡花の小説。
出典: 夕顔 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0