幻辞.com

渡海

とかい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #39574 · 青空 127
1
標準
crossing the sea
文例 · 用例
訣れは憤りと呪いを置土産にいで立ったものの、渡海の夜船の雨泊中に娘の家の庭から拾って来た福慈岳の火山弾を取出してみて、それが涙痕の形をしており、魚の形をしており、また血の色をしているところから福慈岳神としての娘の苦労を察し、決意のほどもほぼ覗えた。
岡本かの子 富士 青空文庫
)は、松前渡海の津にて、津軽領外ヶ浜にありて、日本東北の限りなり。
太宰治 津軽 青空文庫
肥前名護屋に在って太閤に侍して居た頃、太閤が朝鮮陣の思うようにならぬを悦ばずして、我みずから中軍を率い、前田利家を右軍、蒲生氏郷を左軍にして渡海しようと云った時、氏郷が大に悦んで、人生は草葉の露、願わくは思うさま働きて、と云ったことは名高い談である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
何といろいろの世界を股にかける広い広い大きな渡海商いの世界から見ましょうなら、何人が斬れるでも無い一本の刀で癇癪の腹を癒そうとし、時節到来の暁は未練なく死のうまでよと、身を諦めて居らるる仁有らば、いさぎよくはござれど狭い、小さい、見て居らるる世界が小さく限られて、自然と好みも小さいかと存ずる。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
此時主人は改めて大きくにッたりと笑って、其眼は客を正目に見ながら、「如何にも手広い渡海商いは、まことに心地よいことでござろう。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
而して前には城ヶ島の緑が横たはり、通り矢とその間の五丁にも足らぬ海峡を小蒸汽が来、渡海船が通り、余多の漁舟が漕ぎつれて行く、而して遠くは煙霞の間に房州の山をのぞみ、欧洲航路の汽船軍艦はいつも煙を曳いてこの眺望の中を消えて行つたなど、全く明快な近代劇の舞台面であつた。
北原白秋 雲母集 青空文庫
厳島渡海を止め、草津、二十日市を攻落し、吉田へ押寄せなば元就を打滅さんこと、時日を廻らすべからず」と言った。
菊池寛 厳島合戦 青空文庫
だが敵は二万数千余、兵船は海岸一帯を警備して、容易に毛利軍の渡海を許さない。
菊池寛 厳島合戦 青空文庫
作例 · 標準
歴史上、多くの冒険家が新大陸への渡海に成功した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
危険な嵐の中、船は無事に渡海を成し遂げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は渡海して遠い異国の地へ向かった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash