終発
しゅうはつ
名詞
標準
last departure (of the day)
文例 · 用例
博多発十一時の折尾行きの最終発を待合室で待っているうちに、お客が一人もいないので、いいチャンスと思ったのでしょう。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
舟も終発なら、この仏様にも返り車がねえときた。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
たぶん終発の一つ手前あたりで間に合ったんじゃないかしら、アッ姐さん、お女将さんが呼んでるわよ」 それから連れ立って、お女将の部屋に行くと、そこにはお勢と成戸六松が紙のような顔で向き合っていった。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
それが、ここへ来る終発の渡船だったんだが、ひとり殺られたらしい男の屍体があってね」 と云う口の下で、お勢の顔色が紙のように変ってしまった。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
しかも稲野谷|兵助は、ついぞ先刻、終発間近にこの家を去ったわけではないか。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
公演は主に夜であるが、ところによつては昼夜二回のことがあり、公演地に一泊して翌朝次ぎの土地へ向ふならまだよい方で、夜の舞台をしまふと、終発の夜汽車に間に合ふやうに、道具を纏めて駅へ駈けつけるやうなことが度々ある。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
このF行きは始発から終発まで三十分間隔になっていて、次の到着は十二時五分。
— 坂口安吾 『正午の殺人』 青空文庫
この汽車にレンラクするのは終発のバスで、彼の村までは行かない。
— 坂口安吾 『女剣士』 青空文庫
作例 · 標準
仕事が終わったのが深夜2時だったので、当然ながら電車の終発はとっくに過ぎていた。
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「終発まであと5分しかない!」と言って、彼は慌てて駅の階段を駆け上がっていった。
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週末の終発間際のホームは、酔っ払いや帰り急ぐ人々で異様な熱気に包まれている。
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