溶鉱炉
ようこうろ
名詞
標準
smelting furnace
文例 · 用例
同志よ俺たちへの土産はマクニドゴルスク第二溶鉱炉の火のやうな労働者の意志がどんなに燃えてゐるか敵に対する憤りの激しさを火を噴くうなりのはげしさをはつきりときいてきてくれ。
— ―3― 『小熊秀雄全集』 青空文庫
つまり幻影を見るんですネ」 幻にしろ本物の人間にしろ、溶鉱炉に飛びこんだと聞いてはいい気持はしなかった。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
〔一九二八年〕二月三日 モスクワ 午後三時半頃日沈、溶鉱炉から火玉をふき上げたような赤い太陽(円く、大きく)光輪のない北極的太陽 雪のある家々の上にあり 細い煙筒の煙がその赤い太陽に吹き上げて居た。
— 宮本百合子 『一九二七年八月より』 青空文庫
あの当時の苦しみやたのしみは、今になって考えてみると、それが苦楽相半ばして一つの塊りとなって、芸術という溶鉱炉の中でとけあい、意図しなかった高い不抜の境地をつくってくれている。
— 上村松園 『棲霞軒雑記』 青空文庫
大地は灼熱し、溶鉱炉の中のよう。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
鉄工場には、官設といわず、民間会社と云わず、三千度の溶鉱炉が真赤に燃え、ニューマティック・ハンマーが灼鉄を叩き続け、旋盤が叫喚に似た音をたてて同じ形の軍器部分品を削りあげて行った。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
五月四日(火曜) ○仕事は溶鉱炉なり。
— 一九三七年(昭和十二年) 『日記』 青空文庫
溶鉱炉に火が絶えぬと同じに、仕事も絶えるのはいけない。
— 一九三七年(昭和十二年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
溶鉱炉の熱気はすさまじく、近くに寄ることも難しい。
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鉄鉱石は溶鉱炉に入れられ、高温で溶かされて鉄になる。
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昔ながらの溶鉱炉は、今も現役で稼働している。
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