閉門
へいもん
名詞動詞-サ変
標準
closing of a gate
文例 · 用例
――処をこの度の文づかい、泥に潜った閉門中、ただおおせつけの嬉しさに、うかうかと出て参ったが、心付けば、早や鰭の下がくすぽったい。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
図書 私は、仔細あって、殿様の御不興を受け、お目通を遠ざけられ閉門の処、誰もお天守へ上りますものがないために、急にお呼出しでございました。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
そのほかに閉門や御役御免などの処分をうけた者もあって、この内訌も無事に解決した。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
竹内数馬の兄八兵衛は私に討手に加わりながら、弟の討死の場所に居合わせなかったので、閉門を仰せつけられた。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
閉門ぐらいは覚悟しなければなるまい。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
閉門は一時の事でさのみ恐れるにも足らないが、それらの有形無形の圧迫のために白柄組が滅亡する。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
国老たちが、ある男の行跡の非難を申し上げて、閉門の至当であることを主張すると、忠直卿は、その男が硬直な士であるように思われて、いっかな閉門を命ずることを許さなかった。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
殿さまが座敷牢にでもおはいりかい」「いいや、家老がね、なんの罪もねえのに、もう三月ごし、蟄居閉門を食っているというんですよ。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
お寺の閉門時間を過ぎてしまい、ライトアップされた紅葉を外の塀越しに眺めることしかできなかった。
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管理人が慌ただしく駆け回り、公園の複数の出入り口を閉門して回る時刻になった。
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文化祭の最終日、生徒会役員たちが校門の前に立ち、名残惜しそうに帰っていく来場者を見送りながら閉門した。
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標準
(Edo-period) house confinement
作例 · 標準
大小の刃傷沙汰を起こしたその武士は、お家断絶は免れたものの百日の閉門を命じられた。
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藩の重役である父が閉門の処分を受けたため、屋敷の中はすっかり重苦しい空気に包まれている。
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閉門中は門扉を固く閉ざし、昼間であってもくぐり戸からの出入りすら一切禁じられていた。
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