兵書
へいしょ
名詞
標準
book on military science
文例 · 用例
水まさ雲は如何なる雲をさすにやと久しく思ひ疑ひ居けるに、全流の兵書に、雨雲の一種にて、はなればなれに魚の鱗のならべるやうに空に布くものなり、とありたるにて、さては水増雲の義なるべしなど思ひぬ。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
これを何といふ名の雲ぞと折ふし老人などに問ひたれど教へ呉るゝ人も無く、彼の雲出づるは天気よき兆なりと云ひしを聞きたるのみなりしに、海賊衆の一なる能島家の兵書によりて、ほそまひ雲といふものなりと知りぬ。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
又|経書兵書に通じ、『孫子』を愛読して、その軍旗に『孫子』軍争編の妙語「|疾如風|徐如林|侵略如火|不動如山」を二行に書かせて、川中島戦役後は、大将旗として牙営に翻していた。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
その一つは土の精で、穀城山下に墜ち、化して※橋の老人となって兵書を張良に授けた。
— 録異記 『中国怪奇小説集』 青空文庫
梵授王が智馬を有する間は隣国皆服従し、智馬死すると聞いてたちまち叛き去ったとは信られがたいようだが、前達て『太陽』へ出した「戦争に使われた動物」てふ拙文中にも説いた通り、昔は何地の人も迷信重畳しおり、したがって戦術軍略の多分は敵味方の迷信の利用法で占められ、祥瑞の卜占のという事兵書筆を絶えず。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
それは六藝、諸子、詩賦、兵書、數術、方技、斯う云ふ六種であります。
— 内藤湖南 『日本國民の文化的素質』 青空文庫
大體に於て兵書の部分を除けば印度の學問も支那の學問もやはり五つに分れて居て、分類の間には、多少食ひ違ひがありますけれども、然し内容として持つて居るものは、全般から觀れば殆ど同じものである。
— 内藤湖南 『日本國民の文化的素質』 青空文庫
支那の兵書の部分は印度では古い吠陀の方にあるのであります。
— 内藤湖南 『日本國民の文化的素質』 青空文庫
作例 · 標準
図書館の奥深い書庫で、江戸時代に記されたという手書きの古びた兵書を偶然見つけた。
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孫子などの有名な兵書に書かれている戦略は、現代のビジネスにおけるマーケティングにも通じる部分が多い。
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彼は夜な夜な中国の歴史的な兵書を読み耽り、大将軍になるという壮大な夢を思い描いていた。
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