名刹
めいさつ
名詞
標準
famous temple
文例 · 用例
左岸の橋詰に一かたまり屯している鷺町の屋根の上に高く抽ん出て、この辺での名刹清光寺の本堂の屋根が聳えています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
しかも鎌倉の名刹で十六年の修業を積みながら、たとい故郷とはいえ、若い身空でこんな山奥に引籠っているのは、何かの子細がなくてはならないと叔父は想像した。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
二佛を信ずること篤く、常に名刹に詣せん事を希ふ。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
寺は曹洞派の名刹で、明治以後は大いに寺域を縮少されたが、江戸時代には境内二万坪にも近く、松、杉、桜の大樹が枝をかわして、見るから宏壮な古寺であった。
— 夜叉神堂 『半七捕物帳』 青空文庫
聖武天皇御祈願の額さへ藏して、世にも古き名刹也。
— 大町桂月 『白河の七日』 青空文庫
右の如く、羅漢寺は名刹でありましたが、多年の風霜のために、大破損を致している。
— 本所五ツ目の羅漢寺のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
急いでやりな」 今の寛永寺なのです、東叡山寛永寺というただいまの勅号は、このときより少しくあとの慶安年中に賜わったものですから、当時は開山天海僧正の名をとって、俗に天海寺と呼びならしていた徳川|由緒のその名刹目ざして、さっと駕籠をあげさせました。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
一昨年ここの住職になるについても、やむを得ぬ先住からの縁故があったからで、羽生町で屈指な名刹とはいいながら、こうした田舎寺には惜しいということもうわさにも聞いていた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
京都の山奥にあるその名刹は、紅葉の時期になると多くの観光客で賑わう。
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古都の歴史を感じさせる名刹を巡り、心が洗われるような思いがした。
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厳しい修行で知られるこの名刹には、全国から修行僧が集まってくる。
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