天部
てんぶ
名詞
標準
deva
文例 · 用例
荼枳尼天の形相、真言等をここに記するも益無きことであるし、かつまた自分が飯綱二十法を心得ているわけでもないから、飯綱修法に関することは書かぬが、やはり他の天部夜叉部等の修法の如くに、相伝を得て、次第により如法に修するものであろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
欲界の諸天は氣を泄らして樂となすといふ語が佛書にあるが、天部にも及ばぬ人間だの畜生だのは、氣と血とを併せ泄らして樂とするから堪らない。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
それから天部という。
— 彫刻修行のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
また大円形の周囲には、仏様や天部の神様のやうなものや、紫雲や、青雲や、白雲や、奇妙な赤い髷括りのやうなものが附いて居る樹木や、種々雑多の物が赤青白黄紫などの極彩色で画いてある極めて精巧なものである。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
かの天部の呪法の影響であらう。
— 折口信夫 『狐の田舎わたらひ』 青空文庫
奈良末から平安初めに亘つて荒れた五所の御霊を、抑へるものとして、行疫・凶荒の神と謂はれるすさのをの命を憑むやうになり、而も此に、本縁づける為、天部神の梵名を称へる事にして、牛頭天王、地方によつては、武塔(答。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
日本の陰陽道の、殊に、地方の方術者は、学問としては、此を仏典として修めた傾向があつて、特に、経典の中にも、天部に関する物、即、仏教の意義での「神道」の知識を拾ひ集めた形がある。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
日本の神道が、天部名になる外に、漢名を称した事もあつたはずである。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
作例 · 標準
仏像の中には、四天王像のような天部像も数多くある。
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天部は、仏法を守護する役割を担っている。
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このお寺には、珍しい天部の彫刻が残されている。
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