四重
しじゅう
名詞名詞-の形容詞
標準
fourfold
文例 · 用例
唐突に、鋸くずのような幕が切っておとされて、野蛮な四重奏が苛立たしく鳴りだした。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
別の一隊は、どこからか徴発して来た丸太を打ちこんで、土嚢塁の外側へ、四重に鉄条網を張りめぐらした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
土嚢塁は、四重の鉄条網をひッぺがしてやりかえられだした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」「うむ、その俺らの上にゃ、重い石が、三重も四重もにのっかっていら!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
三重四重、五重にも六重にも重なって鳴いている。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
前半身を三重四重に折り曲げ強直させて立ち上がった姿は、肩をそびやかし肱を張ったボクサーの身構えそっくりである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
すなわち三重奏、四重奏、五重奏と称するのがそれである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
蟻の兵隊は、もう金米糖のまわりに四重の非常線を張って、みんな黒いまさかりをふりかざしています。
— 宮沢賢治 『ツェねずみ』 青空文庫
作例 · 標準
厳重なセキュリティで守られた金庫室に入るには、四重のロックを解除しなければならない。
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この地域は四重もの高い堤防によって、過去の津波の教訓を活かした対策が取られている。
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四重に重ねられた和紙が、ランプの光を優しく和らげて部屋を照らしている。
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