幻辞.com

索然

さくぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
boring
文例 · 用例
小柄でほつそりして手足が華奢で、かの月の女神アルテミスにも比較せられた十六歳の處女の兎も、ここに於いて一擧に頗る興味索然たるつまらぬものになつてしまつた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
いかによい役者やロケーションを使いいかに上手なカメラマンを使っても監督の腕が鈍くて材料のエディティングが拙ならば、一編の作品として見た映画はいわゆる興味索然たるものであるに相違ない。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
一知がマユミと一緒になって世にも幸福な日を送っている幻想を描いている最中に、いつも横合いから現われて来て、その幸福を攪乱し、冷笑し、罵倒し、その幻想の全体を極めて不愉快な、索然たるものにしてしまうのはマユミの父親の頑固な恰好をした禿頭と、母親の狼みたような乱杙歯の笑い顔であった。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
小柄でほつそりして手足が華奢で、かの月の女神アルテミスにも比較せられた十六歳の処女の兎も、ここに於いて一挙に頗る興味索然たるつまらぬものになつてしまつた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
何でも見付け次第買つちまつて、とき/″\月末の生活費の払ひの現金にも困ることがあるんです」 かの女は興味索然としながら話に釣り込まれた。
岡本かの子 過去世 青空文庫
話が余りにまとまりよく、そして鮮かに引き結ばれたので、その後に残った却って興味索然とした空白が四ツの顔をただまじまじさせた。
岡本かの子 ガルスワーシーの家 青空文庫
画とし詩とするには索然たるものがあるからである。
北原白秋 木曾川 青空文庫
今迄にこやかだった顔付は急に索然たるものとなり、其の眼も今は私の存在を認めぬものの如くである。
南島譚 青空文庫
作例 · 標準
彼の話はいつも同じような内容で、聞いていると索然としてしまう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
雨の降る日曜日の午後、特に予定もなく、ただ索然と時間が過ぎていった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「あー、今日の授業、なんか索然としてて、眠くなっちゃったよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
索然(さくぜん) — 幻辞.com