供与
きょうよ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #11608 · 青空 30 例
標準
giving
文例 · 用例
日本では婦人労働者がその八割六分を占めている繊維工業者らは、実物供与、寄宿舎、光熱、被服、賄等を会社の手に独占して更にそこから儲けている。
— 宮本百合子 『プロレタリア婦人作家と文化活動の問題』 青空文庫
わたくしは好奇心が創作の動機を為すことの多きを信ずるものであるが、考へてみると、さういふ物見高さが一方には読者に或る親しみの念を起させ、他方には作物に絶えざる新鮮味を供与する。
— 蒲原有明 『鴎外を語る』 青空文庫
ロシアの先女帝は製造業者及び耕作者を奨励し、そしてそのいずれかに従事する外国人に、一定期間一切無利子で資本を供与した1)。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
そうしてこれがいかなる歴史を教えてくれるかを考えるには、全県の地名調はやはりいつまでも大きな支援を供与することと思う。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
供与だけの食物では足らなくなる。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
それは大会場へ赴くためにあらゆる便宜を供与してもらいたいという意味のものである。
— 和辻哲郎 『夢』 青空文庫
その弁護士はバイオレットお嬢様に利益供与するために本人を探しているとか。
— The Slave of Silence 『くちなしの花』 青空文庫
どんな苛酷な使役にも、貞操にも、衣食の供与にも、身体の移動にも、絶対に自分で意志の自由を持ち得ない約束の人間が、この国の地上には、まだ全人口の三分の二以上もいた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫