巨像
きょぞう
名詞
標準
gigantic statue
文例 · 用例
――郷土望景詩――虎虎なり曠茫として巨像の如く百貨店上屋階の檻に眠れど汝はもと機械に非ず牙齒もて肉を食ひ裂くともいかんぞ人間の物理を知らむ。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
集える衆の肩背の透に、霊地の口に、自動車が見えて、巨像の腹の鳴るがごとく、時々、ぐわッぐわッと自己の存在と生活を叫んでいる。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
僕等は電光の森かげから夕闇のくる地平の方から烟の淡じろい影のやうでしだいにちかづく巨像をおぼえたなにかの妖しい相貌に見える魔物の迫れる恐れをかんじた。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
われは絶頂なる救世主の巨像の下に到りぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
奇怪な柱 広太郎の眼前に展開されている部屋は、広さおおよそ二十畳敷きぐらい、自然と出来た岩窟で、その正面の奥深いところに、人工を加えた祭壇があり、その上に巨像が立っていた。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
その巨像が異様なのである。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
その巨像の右と左に、青銅らしい香爐があり、紫陽花色をした太い煙りが、うねりながらもうもうと立ちのぼっていたが、開けられた戸口からこっちの部屋へ、太いたばのように流れ込んで来た。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
そこは白い紗に蔽われた、一個の巨像が、森厳そのもののように立っていたのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
作例 · 標準
古代文明が遺した巨大な神の巨像は、今もなおその威容を誇っている。
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完成したばかりの現代アートの巨像が、都市のランドマークとなっている。
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「わあ、すごい!こんなに大きな巨像、初めて見たよ!」
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荒野にぽつんと立つ巨像は、見る者に畏敬の念を抱かせる。
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