土用
どよう
名詞頻度ランク #36632 · 青空 364 例
標準
midsummer (late July through early August)
文例 · 用例
海抜二百メートルくらいの山脈をへだてて三里もさきの海浜を轟かす土用波の音が山を越えて響いてくるのである。
— 寺田寅彦 『夕凪と夕風』 青空文庫
塩釜から小さな汽船に乗って美しい女学生の一行と乗合せたが、土用波にひどく揺られてへとへとに酔ってしまって、仙台で買って来たチョコレートをすっかり吐いてしまった。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
お仲という若い地弾きが歌女代に同情して、そっと買薬などしてやっていたが、その年の土用の激しい暑気がいよいよ歌女代の弱った身体をしいたげて、彼女はもう骸骨のように痩せ衰えてしまった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
土用が明けてまだ間もない秋の朝日はきらきらと大溝の水に映って、大きい麦藁とんぼが半七の鼻さきを掠めて低い練塀のなかへ流れるようについと飛び込んだ。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
山椒の皮を春の午の日の暗夜に剥いて土用を二回かけて乾かしうすでよくつく、その目方一|貫匁を天気のいい日にもみじの木を焼いてこしらえた木灰七百匁とまぜる、それを袋に入れて水の中へ手でもみ出すことです。
— 宮沢賢治 『毒もみのすきな署長さん』 青空文庫
山椒の皮を春の午の日の暗夜に剥いて土用を二回かけて乾かしうすでよくつく、その目方一貫匁を天気のいい日にもみじの木を焼いてこしらえた木灰七百匁とまぜる、それを袋に入れて水の中へ手でもみ出すことです。
— 宮沢賢治 『毒もみのすきな署長さん』 青空文庫
土用の日ざしが狭い土堤いっぱいに涼しい松の影をこしらえて飽き足らず、下の蕃藷畑に這いかかろうとする処に大きな丸い捨石があって、熊さんのためには好い安楽椅子になっている。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
なぜそんなに寒くなるかといふのに皮がうすいためで、なぜ皮が薄いかといふのに、それは土用に生れたからです。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
作例 · 標準
土用の時期は、鰻を食べて精をつける習慣がある。
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今年の土用は特に暑さが厳しく、熱中症に注意が必要だ。
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土用の入りは、夏が本格化する目安となります。
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標準
final 18 days of each season on the traditional solar calendar
作例 · 標準
土用の丑の日は、夏の土用期間中の特定の日を指します。
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冬の土用は、寒さが厳しい季節の変わり目にあたる。
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土用は、季節の変わり目にあたる約18日間の期間です。
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ウィキペディア
土用(どよう)とは五行に由来する暦の雑節。四立(しりゅう、立夏・立秋・立冬・立春)のそれぞれ直前およそ18日間。
出典: 土用 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0