萌やす
もやす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to sprout
文例 · 用例
腹が少し豊かになると、生きかえったように私達は私達の思想に青い芽を萌やす。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
いつぞは正氣に復りて夢のさめたる如く、父樣母樣といふ折のありもやすると覺束なくも一日二日と待たれぬ、空蝉はからを見つゝもなぐさめつ、あはれ門なる柳に秋風のおと聞こえずもがな。
— 樋口一葉 『うつせみ』 青空文庫
いつぞは正気に復りて夢のさめたる如く、父様母様といふ折の有りもやすと覚束なくも一日二日と待たれぬ、空蝉はからを見つつもなぐさめつ、あはれ門なる柳に秋風のおと聞えずもがな。
— 樋口一葉 『うつせみ』 青空文庫
いつぞは正氣に復りて夢のさめたる如く、父樣母樣といふ折の有りもやすと覺束なくも一日二日と待たれぬ、空蝉はからを見つゝもなぐさめつ、あはれ門なる柳に秋風のおと聞こえずもがな。
— 樋口一葉 『うつせみ』 青空文庫
「私とて同じこと、どこまで行っても真白でふわふわと、頼り無い白雲のなかに、眼も体もやすめようとする所もなく、疲れはてて仕舞った時、ひとりでに私の首が下を向き、翼をやすめるに屈竟な黒く落ち付いた土の底が、はっきり見えましたので、急いで茲まで降りて参りました。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
男の子は、息をもやすめないで、どんどん走ってかえりました。
— 鈴木三重吉 『岡の家』 青空文庫
彼は群集にまぢつて、縁日の玩具にながめ入つてゐた、其処の金盥の水の上には、三艘のブリキ製の舟が、小蝋燭をもやすことで、物理的に走り廻つてゐた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
するとその男は、「なァに、ただ目から火をふいて、この丸太を一どきにもやすんです。
— 鈴木三重吉 『ぶくぶく長々火の目小僧』 青空文庫
作例 · 標準
春の暖かい日差しが、野山の草木を萌やし始めている。
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降り続いた雨が大地を潤し、枯れかけていた苗を再び萌やした。
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厳しい冬を越えた庭の木々が、一斉に新芽を萌やす光景は美しい。
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