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恨事

こんじ
名詞
1
標準
regrettable matter
文例 · 用例
千秋の恨事とは正に此ことでせう。
平出修 計画 青空文庫
己の亡命の因であった先君の夫人南子が前年亡くなっていたことは、彼にとって最大の痛恨事であった。
中島敦 盈虚 青空文庫
己の亡命の因であつた先君の夫人南子が前年亡くなつてゐたことは、彼にとつて最大の痛恨事であつた。
中島敦 盈虚 青空文庫
かれが年若くして志を齎して逝いたといふことは、此上もない文壇の恨事であつた。
田山録弥 尾崎紅葉とその作品 青空文庫
鴎外が董督した改訂|六国史の大成を見ないで逝ったのは鴎外の心残りでもあったろうし、また学術上の恨事でもあった。
内田魯庵 鴎外博士の追憶 青空文庫
この貴重な秘庫を民間奇特者に解放した一事だけでも鴎外のような学術的芸術的理解の深い官界の権勢者を失ったのは芸苑の恨事であった。
内田魯庵 鴎外博士の追憶 青空文庫
六十三という条、実はマダ還暦で、永眠する数日前までも頭脳は明晰で、息の通う間は一行でも余計に書残したいというほど元気|旺勃としていた精力家の易簀は希望に輝く青年の死を哀むと同様な限りない恨事である。
内田魯庵 鴎外博士の追憶 青空文庫
左に右く終に一回もこの自信ある手腕を試みる機会を与える事が出来ずにしまったのは、二葉亭自身の一生の恨事であったのみならず、二葉亭の知友としてもまた頗る遺憾であった。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
作例 · 標準
昔、友人と交わした約束を破ってしまい、それが今でも私の恨事となっている。
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あの時、もっと違う選択をしていればと、彼の心には深く恨事が残っていた。
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彼女は、親友の裏切りを恨事として、ずっと心に抱き続けていた。
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