紺地
こんじ
名詞
標準
dark blue ground
文例 · 用例
これ、池鯉鮒さまの罰があたるぞ」 泥坊と人なかで罵られた男も、やはり四十前後の男で、紺地の野暮な単物を着ていた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
表紙は八雲氏が愛用していた蒲団地から取ったものだそうで、紺地に白く石燈籠と萩と飛雁の絵を飛白染めで散らした中に、大形の井の字がすりが白くきわ立って織り出されている。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
紺地に金泥のごとく、尊い処へ、も一つの室には名も知れない器械が、浄玻璃の鏡のように、まるで何です、人間の骨髄を透して、臓腑を射照らすかと思う、晃々たる光を放つ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
…… 寝床を辷って、窓下の紫檀の机に、うしろ向きで、紺地に茶の縞お召の袷羽織を、撫肩にぞろりと掛けて、道中の髪を解放し、あすあたりは髪結が来ようという櫛巻が、房りしながら、清らかな耳許に簪の珊瑚が薄色に透通る。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
その紺地に、清く、さらさらと装上った、一行金字、一行銀書の経である。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
紺地の素袍に、烏帽子を着けて、十三|絃に端然と直ると、松の姿に霞が懸って、琴爪の千鳥が啼く。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
半襟は、黒に、蘆の穂が幽に白い、紺地によりがらみの細い格子、お召縮緬の一枚小袖、ついわざとらしいまで、不断着で出たらしい。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
勝頼ふり返って、信豊の様子を眺めて居たが、伝右衛門を顧みて曰く、「我、信玄の時御先を馳けたるによって、当家重大の紺地泥の母衣に四郎勝頼と記したのを指した。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
作例 · 標準
着物の紺地に描かれた白い模様が、鮮やかなコントラストを生み出している。
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紺地の浴衣は涼しげで、夏の夕涼みにぴったりだ。
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漆器の紺地に金色の蒔絵が施され、格調高い美しさを放っていた。
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標準
dark blue cloth
作例 · 標準
昔ながらの作業着は、丈夫な紺地の生地で作られていることが多い。
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彼女は、シンプルな紺地のワンピースに、赤いスカーフを合わせていた。
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このカバンは、耐久性の高い紺地の帆布を使用しており、長く愛用できる。
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