特高警察
とっこうけいさつ
名詞
標準
Special Higher Police (1911-1945)
文例 · 用例
なぜかといえば、たとえば安倍源基という人は、日本の治安維持法による特高警察というものがつくられ、言論や出版の自由をすべて人民から奪って、十何年かの間戦争を遂行して参りましたその治安維持法改悪のたびに立身してきた人間です。
— ――一九四八年十二月二十五日、新日本文学会主催「文芸講演会」における講演―― 『平和運動と文学者』 青空文庫
三・一五の私たちへつたえる教訓は、一九二八年におこった大規模な共産党と共産主義者に対する弾圧は、これを機会に日本の治安維持法が改悪され、特高警察がおかれ、検事に思想係が出来たというだけのことではなかった。
— ――三・一五によせて―― 『共産党とモラル』 青空文庫
表面上解体された特高警察はより陰険な謀諜網をもって秘密に再組織されている。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
その頃の特高警察の仕事のやりかたというものは、常識をはずれ、知識をはずれ、正気の人間に出来ることではなかった。
— 宮本百合子 『あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)』 青空文庫
そんな、元の軍人だとか特高警察だとか追放された実業家などが寄り合って、又なんとかして、お釜を起そうとウの目タカの目でなにしているのなんか当てになるもんですか。
— ――Sの霊に捧げる―― 『冒した者』 青空文庫
無論特高警察は越権的な警察機能ではない、それどころではなく、之こそ火事の予防や交通の整理や人命や財産や名誉の保護よりも大事な時にはそのために国民の人命や財産や名誉を×××××××××ない程の、警察の本来的な本質的な機能である。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
之が特高警察の「高等警察性」であり、この高等警察性が警察機能の本質なのである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫