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急勾配

きゅうこうばい
名詞
1
標準
steep slope
文例 · 用例
こういう家に通有な、急勾配で踏めばギシギシ音のする階段であった。
寺田寅彦 中村彝氏の追憶 青空文庫
……私はなほも暫らく、急勾配な屋根のある家々だの、その傍らに聳えてゐる御堂だのを眺めてゐました。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 巴里の手紙 青空文庫
「其処で田園の中央に家がある、構造は極めて粗末だが一見米国風に出来ている、新英洲殖民地時代そのままという風に出来ている、屋根がこう急勾配になって物々しい煙突が横の方に一ツ。
国木田独歩 牛肉と馬鈴薯 青空文庫
赤土の急勾配、溝のごとくになり、辷って転ぶ事も幾回なるを知らず、足を大の字|形に拡げて両側の草を踏みつつ、ヨタヨタ進まねば容易に登る事の出来ぬ場所も五、六町。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
それからは地名があらはしてゐる如く山路けはしくなるので、道路は文明のお蔭で汗も流さず車中に安坐しながら登り得るものゝ、時々急勾配の電光形状の屈曲角になると、車も一寸逆行して方向を鹽梅しなければ登れぬところも有つて、山嘴突端の逆行は餘り好い心持では無い。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
枯木が密集した森林のあるところ、一望|皚々の急勾配のところ、山と山との繋がりで馬の鞍のようになったところ――を通りました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
部落といっても全くの寒村で、急勾配の廂の長い丸太式の家が二戸か三戸か、ほんの飛び飛びに並んでいるきりであった。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
その屋根は上部で段がついた深い急勾配で、正面から見ると将棋の駒の外観をしていた。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
作例 · 標準
「この先の坂、かなりの急勾配だから電動自転車じゃないとキツいよ」
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登山道の急勾配を登りきると、目の前には素晴らしい絶景が広がっていた。
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豪雪地帯では、屋根の雪が落ちやすいように急勾配の屋根にする家が多い。
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古いお寺の階段は急勾配で、手すりなしで降りるのは少し怖い。
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