累代
るいだい
名詞副詞
標準
successive generations
文例 · 用例
兄の保憲は累代の家の業を嗣いで、陰陽博士、天文博士となり、賀茂|氏の宗として、其系図に輝いている。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
読んで見ると其中に、「臣|幸に累代上台の家より出でゝ、謬って過分|顕赫の任に至る。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
或夜、荘公は渾良夫に向って、先の衛侯|輒が出奔に際し累代の国の宝器をすっかり持去ったことを語り、如何にして取戻すべきかを計った。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
或夜、莊公は渾良夫に向つて、先の衞侯|輒が出奔に際し累代の國の寶器をすつかり持去つたことを語り、如何にして取戻すべきかを計つた。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
然るに昨昭和八年の七月初旬に例年の如く只圓翁の墓を訪うた佐藤文次郎氏は、「梅津只圓翁墓」と刻んだ墓石がいつの間にか「梅津家累代墓」一基に合葬されてアトカタもなくなっているのに驚き、急に主となって奔走して旧門下古賀得四郎氏、同柴藤精蔵氏、同筆者等に謀った結果、銅像建設の議が起った。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
右近心中に怒り、斬り捨てんと思ったが、大事の前の小事であり、かつは年々のクリスチャンであるし、だまっていると、「不忠の名を取るとも、累代の武名を汚すわけには行かぬ」と云って、明智勢に切り入って、一番槍、一番首、二番首の功名を一人でさらってしまった。
— 菊池寛 『山崎合戦』 青空文庫
叡慮先づ憤を慰する条、累代の武功返す/″\も神妙なり、大敵今勢を尽して向ふなれば、今度の合戦天下の安否たるべし、…朕汝を以て股肱とす。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
才の敏、学の博、貴族院の椅子を占めて優に高かるべき器を抱きながら、五年を独逸に薫染せし学者風を喜び、世事を抛ちて愚なるが如く、累代の富を控へて、無勘定の雅量を肆にすれども、なほ歳の入るものを計るに正に出づるに五倍すてふ、子爵中有数の内福と聞えたる田鶴見良春その人なり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
この刀は、その家に累代伝わる宝物で、特別な機会にしか蔵から出されることはない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
歌舞伎の名門であるその家は、累代の役者たちが同じ芸名を襲名していくのが慣わしだ。
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その庭園は、累代の当主たちによって少しずつ手が加えられ、現在の美しい姿になった。
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累代 は、地質時代の区分で最大のもので冥王代、太古代、原生代、顕生代の四つの累代がある。例えば顕生代(顕生累代)は化石になりうる硬い殻を持った生物の豊富な時代を統括する。英名はコイネー・ギリシャ語の単語アイオーン(αἰών)に由来する。
出典: 累代 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0