落し物
おとしもの
名詞
標準
lost property
文例 · 用例
私はその人がなにか落し物でも捜しているのだろうかと思いました。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
やはり落し物だ、と思いました。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
もし落し物なら影を背にしてこちらを向いて捜すはずだ。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
そして二三間手前で、思い切って、「何か落し物をなさったのですか」 とかなり大きい声で呼びかけてみました。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
「落し物でしたら燐寸がありますよ」 次にはそう言うつもりだったのです。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
しかし落し物ではなさそうだと悟った以上、この言葉はその人影に話しかける私の手段に過ぎませんでした。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
」 落し物もいろいろあるが、切子燈籠を往来のまん中に落して行くのは少しおかしいと女房は思った。
— 岡本綺堂 『異妖編』 青空文庫
内地の大都会の人は、落し物でも探すように眼をキョロつかせて、せせこましく歩く。
— 石川啄木 『初めて見たる小樽』 青空文庫
標準
dropping something (without realising)