勅使
ちょくし
名詞
標準
imperial envoy
文例 · 用例
半町ばかり行くと、路がこう急に高くなって、上りが一カ処、横からよく見えた、弓形でまるで土で勅使橋がかかってるような。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
たとえば、勅使接待の能楽を舞台背景と番組書だけで見せたり、切腹の場を辞世の歌をかいた色紙に落ちる一片の桜の花弁で代表させたりするのは多少月並みではあるがともかくも日本人らしい象徴的な取り扱い方で、あくどい芝居を救うために有効であると思われた。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
廿日、庚申、霽、内蔵頭忠綱朝臣勅使として下向す、先づ御車二両、已下御拝賀料の調度等、之を舁かしむ、疋夫数十人歩列す。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
信|愈々惑いて決せざりしに、勅使信を促すこと急なりければ、信|遂に怒って曰く、何ぞ太甚しきやと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
半町ばかり行くと、路が恁う急に高くなつて、上りが一ヶ|処、横から能く見えた、弓形で宛で土で勅使橋がかゝつてるやうな。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
朝潔、五十鈴の川の御手洗水や、幣を手向の男山、勅使|下向と聞くからに御陵の杉の昼|闌けて日の色添ふる蝉しぐれ、護摩の煙のしまらくも籠り絶えせぬ寺々山々、いづれは異国|調伏の、はららはららと大般若心経、物々しくぞ奉る。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
三条|実美、伊藤博文等は平和論を主張して居たし、朝廷にても、有栖川宮|熾仁親王を勅使として遣わされようと云う議さえあった。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
然るに熊本からの報によれば、二十日か二十一日をもって開戦となろうとの事であるので、勅使の議はとり止めとなり、十九日には、征討の詔を下され、熾仁親王を征討総督に任ぜられた。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
作例 · 標準
朝廷からの勅使が、遠方の国へ和平の使者として派遣された。
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歴史ドラマでは、重要な局面で勅使が都から派遣されるシーンがよく描かれる。
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勅使が到着すると、城内は厳粛な雰囲気に包まれた。
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