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針葉

しんよう
名詞
1
標準
(pine) needle
文例 · 用例
薄曇りの空が針葉の間から隙いて見える、根を張り樹脂の多い、男松の印象を此の顔は与へた。
中原中也 校長 青空文庫
峠が上り下りして、森らしくなる、杜鵑がしきりに啼く、湯治の客が、運んだ飜ぼれ種子からであろうが、栂の大木の下に、菜の花が、いじけながらも、黄色に二株ばかり咲いていた、時は七月末、二千|米突の峠、針葉樹林の蔭で!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
サルオガセの垂れる針葉樹の間からも、同じように起る。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
私は、この深谷の幾千本針の針葉樹よりも、はた幾|万斛の水よりも、一寸の魚が、谷の感情を支配していないとは言えなかった。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
手を伸し合う針葉樹は、格子縞を、虚空に組み合せている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
それからまた針葉樹林を駈け下りる、水の音がするすると、樹の間を分けて上って来るようだ、水!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
夜になって空に星はあったが、電光が白い柱を、谷の中に投げては、夜営の人々をおどろかした、夜半には、秋雨が音なく注いだ、川縁に転がっている流材を焚火にして、寒さを凌いだ、針葉樹の切崖で囲んだ、瓶のように窄い谷底からは、天も谷川ほどの細さで流れている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
踏み心地のよい針葉樹の、暗い路を登るほどに、いつしか栂の純林となって、この鈍林を放れ切るまで、松葉つなぎの腐蝕土はつやを消したような光線で、うす暗くぼかされている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
作例 · 標準
森の地面には、落ちた針葉が絨毯のように敷き詰められていた。
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針葉樹の森は、独特の香りがする。
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小さな虫が針葉の上をゆっくりと歩いている。
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