檜
ひのき異読 ひ・ヒノキ
名詞多音語頻度ランク #24171 · 青空 697 例
標準
hinoki cypress (Chamaecyparis obtusa)
文例 · 用例
枯草は針金のやうに硬くて、トゲトゲとした檜か何かの森が遠くに見える。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
寂しさや華のあたりのあすならふ「あすは檜の木とかや、谷の老木のいへることあり。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
何という題であったか忘れたが、自分が九歳の頃東海道を人力車で西下したときに、自分の乗っていた車の車夫が檜笠を冠っていて、その影が地上に印しながら走って行くのを椎茸のようだと感じたと見えてその車夫を椎茸と命名したという話を書いた。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
自分も縁側へ出て新しく水を入れた手水鉢で手洗い口すすいで霊前にぬかずき、わが名を申上げて拍手を打つと花瓶の檜扇の花びらが落ちて葡萄の上にとまった。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
涼しい風が吹いて来て榊のゆうがサラサラと鳴り、檜扇がまた散った。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
こんな風であるから、これも自分には覚えておらぬが横浜から雇った車夫の中に饅頭形の檜笠を冠ったのがあったそうだ。
— 寺田寅彦 『車』 青空文庫
栂、樅、唐檜、白樺などは、山の崕に多く、水辺には、川楊や、土俗、水ドロの木などが、疎に、翠の髪を梳っている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
坂の中途に、檜の造林が道を挾んで、昼もなほ暗い処がある。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
作例 · 標準
この神社の本殿は、樹齢数百年を数える立派な檜を贅沢に使って建てられている。
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檜のまな板は刃当たりが柔らかく、包丁の寿命を延ばしてくれるので愛用している。
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雨上がりの森を歩くと、瑞々しい檜の香りが漂ってきて深いリラックス効果を感じた。
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