絵巻
えまき
名詞頻度ランク #25620 · 青空 239 例
標準
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文例 · 用例
室津の宿屋の主人はかなりのお婆さんであったが、われわれ二人の中学生の初旅を珍しがって大変にもてなしてくれた上に「珍しいものを見せて上げよう」と云って持出して来たのが一巻の絵巻物であった。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
この鯨絵巻の写しや、硯石で昔から知られた行当岬のスケッチや、祖先の出身だという一世一海和尚の墓の絵などが郷里の家に保存してあったはずであるが、いつの前にかもう無くなってしまったか、それともまだ倉の中のどこかに隠れているか不明である。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
この鯨の絵巻物はおそらく昔の御鯨方に伝わった最貴重な伝書のようなものではなかったかと思う。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
大和大峰いりのほら貝は聞えないが、町から野、野から山へと、秋草をわたり、落葉松の枯木をからんで、涼しくなる鈴の音は、往さ来さの白衣の菅笠や金剛杖に伴って、いかに富士登山を、絵巻物に仕立てることであろうか。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
「年賀はがきの宛名を一つ一つ書いてゆく間に、自分の過去の歴史がまるで絵巻物のように眼前に展べられる。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
一巻の絵巻物が出て来たのを繙いて見て行く。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
絵巻物の最後にある絵はよほど奇妙なものである。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
私は十六七の頃にはもう濃く礬水をひいた薄美濃紙を宛てがって絵巻物の断片を謄き写しすることも出来たし、残存の兜の錣を、比較を間違えず写生することも出来た。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
作例 · 標準
博物館で源氏物語絵巻の貴重な展示を見た。
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子供向けの絵本には、昔話が描かれた絵巻風のイラストが使われていた。
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この絵巻は、当時の人々の暮らしを詳細に描写していて興味深い。
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彼女は古い絵巻の修復作業に長年携わっている。
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