日記帳
にっきちょう
名詞
標準
diary
文例 · 用例
モダーンな日記帳にはその年の干支など省略してあるのもあるくらいである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
もう百年ほど経って日本が紀元二千七百年の美しいお祝いをしている頃に、私の此の日記帳が、どこかの土蔵の隅から発見せられて、百年前の大事な日に、わが日本の主婦が、こんな生活をしていたという事がわかったら、すこしは歴史の参考になるかも知れない。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
ズック製の旅鞄に、二枚の着換えを入れて、四冊の書物と日記帳とを加えて、手拭の類を収めると、そのほかにすることといっては、鍵のかかるところに鍵をかって、本箱の上に自分のと別にしてならべてある借用の書物を人見か柿江に頼んで返却してもらえばそれでいいのだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
これは、僕ひとりの秘密の日記帳なのだから。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
この日記帳は、僕の形見として、この家に残して行こう。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
結局、日記帳は買い求めても、漫画をかいたり、友人の住所などを書き入れるくらいのもので、日々の出来事を記すことはできない。
— 太宰治 『作家の像』 青空文庫
折角の御頼みだが、僕は十数年来の日記帳手帳の大半を東京の震災で失つたからパンの会の詳しいことはいま確実に思ひ出すことが出来なくなつた。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
渠の日記帳には、「何時 また 會はれよう――もう、二三|日―― 千萬年 も 隔つて ゐる やうだ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
作例 · 標準
新しい日記帳を買って、今日から記録を始めることにした。
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彼女は鍵のかかる日記帳に、誰にも言えない思いを綴っていた。
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子供の頃に使っていた日記帳を見つけて、懐かしい気持ちになった。
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