凹面鏡
おうめんきょう
名詞
標準
concave mirror
文例 · 用例
気合いを入れてめくらないといけないな」 慶一は、じぶんがスプーンの凹面鏡のような輝きを、馬鹿みたいにじっと見つめていたことに気づき、高志のほうを見た。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
その中には円い大きな凹面鏡が、むきだしのまま入っているのである。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
明るいスタンドの下とは云え、この深夜に唯一人起きていて、自分の顔を凹面鏡に写してみて、それで間違いはないであろうか。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
平面反射鏡の中央に微孔を穿って、その反対の軸に凹面鏡を置き、そこに集った光線を、平面鏡の細孔から眼底に送ろうとするのですが、この場合は、天井のシャンデリアの光が凹面の弁に集って、それが前方の平面弁にある気泡を通ってから、向う側にある前立星に照射されたからでした。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
しかし、その扉のある一帯が楕円形の壁面をなしていて、それには、音響学上凹面鏡に似た性能を含んでいるからなんだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
泣いてゐるのかしらと思つて彼が近づかうとすると、丁度凹面鏡の中に映つてゐる人間の姿がそれへ近づけば近づくほど小さくなつてしまふやうに、それはだんだん小さくなつて行つた……。
— 堀辰雄 『顏』 青空文庫
次で凹面鏡により日光を集めて木綿に点火し、「新しい火」を造る。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
凹面鏡の中心に小さな穴を空けた簡単な器具で光を患者の眼に反射させて観察者がこの穴から見るとこのことは可能であろう。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
作例 · 標準
例句