四隅
よすみ異読 しぐう
名詞頻度ランク #42293 · 青空 220 例
標準
four corners
文例 · 用例
煤けし壁の四隅は光届きかねつ心ありて見れば、人あるに似たり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
四隅の柱をめぐって広い縁側のようなものがある。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
レッテルの四隅には「提倡国貨」(国産品を用いましょう)とれい/\しく書いてあった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
白い大理石の欄干の四隅には大きな花鉢が乗っかって、それに菓物やら花がいっぱい盛り上げてあった。
— 寺田寅彦 『夢』 青空文庫
そのほかにも、かれ、蚊帳吊るため部屋の四隅に打ちこまれてある三寸くぎ抜かばやと、もともと四尺八寸の小女、高所の釘と背のびしながらの悪戦苦闘、ちらと拝見したこともございました。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
アンタがたみたいな立派な若い人が十何人も、お国のためとはいいながら、今から半年も経たないうちに粉ミジンになってこの地上から消えてしまうなんて……あたしシンから惜しい気がするわ」 新張家の豪華を極めた応接室の中央と四隅のシャンデリアには、数知れない切子球に屈折された、蒼白な電光が煌々と輝き満ちている。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
と薄気味悪げに後を見返り、「部室の外が直ぐ森なので、風通しは宜うございますが、こんな時には、ちとどうも、と座敷の四隅に目を配りぬ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
障子の桟も見えずなり、天井は墨のごとく四隅は暗く物凄く、人の顔のみようよう仄めき、逢魔が時とぞなりにける。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
標準
four ordinal directions