名題
なだい
名詞
標準
chief actor (e.g. of a kabuki play)
文例 · 用例
八雲氏令孫の筆を染めたという書名題字もきわめて有効に本書の異彩を添えるものである。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
何処にも白粉の影は見えず、下宿屋の二階から放出した書生らしいが、京阪地にも東京にも人の知った、巽辰吉と云う名題の俳優。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
」「あら、名題の方じゃありませんか、巽さんと云う俳優だわよ。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
おつだね節と名題をあげたほどである。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
その間で彼が活動したのは明治時代、殊にその光彩を放ったのは、明治十五年十一月、四代目沢村源之助を襲名して名題俳優の一人に昇進して以来、明治二十四年の七月、一旦東京を去って大阪へ下るまでの十年間であった。
— 岡本綺堂 『源之助の一生』 青空文庫
○六月、新富座にて尾上梅五郎は名題に昇進し、四代目尾上松助と改名す。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
○十一月、猿若座にて沢村清十郎は名題に昇進し、四代目沢村源之助と改む。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
けれども、春秋座は、それこそ大名題の歌舞伎役者ばかり集って組織している劇団なのだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
歌舞伎役者が名題に名を連ねることは、役者にとって最高の栄誉だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
興行のポスターには、堂々と名題役者の名前が大きく書かれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ベテランの名題役者は、登場するだけで舞台に重厚感をもたらす。
幻辭AI · gemini-2.5-flash