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筆録

ひつろく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
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文例 · 用例
『古事記』は、奈良朝の撰ではあるが、天武天皇の勅語を稗田阿礼が誦したものを太安万侶が筆録したもので、その言語は幾分古い時代のものであろうから、これに八十八音を区別したのは、奈良朝以前の音韻状態を伝えるもので、後にその中の一音が他と同音に変じて奈良朝では八十七音となったものと考えられる。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
かくて香に参した此人の終りは、宋人|魏泰の東軒筆録に記されている。
幸田露伴 連環記 青空文庫
筆録に於て、口語詩、現時の小説等に對する小生の意見を遠慮なく發表せむとしたれども、それすら紙數の都合にて遂に掲載する能はざりき。
石川啄木 消息 青空文庫
又和銅四年には、勅命を承けて太安万侶が、稗田阿礼の口授に依つて、古事記を筆録し、翌年これを完成して上り、又|元正天皇の御代には、舎人親王が勅を奉じて、日本書紀を撰せられてゐる。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
雑著には『晏子春秋筆録』、『劇神仙話』、『高尾考』がある。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
「力囲希咄」を「リキイキトツ」と読むのは、元禄十五年出版の、河東散人|鷯巣が藤村庸軒の説話を筆録したという「茶話指月集」の読み方によったものである。
茶の本 茶の本 青空文庫
彼の記録は彼自身に執筆したものでなく、多分彼の見聞を材料として、他の無名の作者が筆録したものと想はれるが、兔に角ヘヂラ暦二三七年即ち西暦八五一年に出來たことは疑を容れぬ。
桑原隲藏 支那人間に於ける食人肉の風習 青空文庫
〔Abu^ Zayd〕 は 〔Si^ra^f〕 の産で、彼自身支那の地を踏まぬけれど、當時 〔Si^ra^f〕 はペルシア灣頭第一の貿易港として、東洋貿易に從事する商賈の出入頻繁であつたから、彼は此等の商賈に就いて傳聞せる所を筆録したもので、ヘヂラ暦三〇三年、即ち西暦九一六年頃の作と認められて居る。
桑原隲藏 支那人間に於ける食人肉の風習 青空文庫
作例 · 標準
公判の全過程を筆録し、正確な記録として保存する。
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祖父の遺した日記を筆録して、一冊の本にまとめた。
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証言者の言葉を漏らさず筆録するのは、並大抵の集中力ではない。
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