下向き
したむき
名詞頻度ランク #35966 · 青空 78 例
標準
pointing down
文例 · 用例
近頃はまた瓦斯を下向きに噴き出して、普通電灯のように下方を照らすヤコブ灯というのが出来た。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
「私、飲めないもの」 酌をしながら、美しい眼が下向きに、滴り落ちる酒にそそがれて、上瞼の長い睫毛のやや上反りになったのが、黒い瞳のほほ笑みを隠した。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
欲張りもけちんぼうも年寄りも病人もこのころばかりは晴れ晴れとなって子どものようになりますので、かしげがちの首もまっすぐに、下向きがちの顔も空を見るようになるのがこのごろです。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
はっ、とその手を出すほどの心になると、橋むこうの、屋根を、ひょいひょいと手踊り雀、電信柱に下向きの傾り燕、一羽気まぐれに浮いた鴎が、どこかの手飼いの鶯交りに、音を捕うる人心を、はッと同音に笑いでもする気勢。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
三十五六の、齢の割に頬の削けて血色の悪い顔、口の周匝を囲むやうに下向きになつた薄い髭、濁つた力の無い眼光――「戯談ぢやない。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
ほとんど総ては下向き下向き、草を食べ食べ移って行った。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
お鳥も亦取り澄ました物々しい態度でまだ一言も云はず、下向き勝ちに、義雄の方へ明いた障子の敷居を越えたが、しやがんでその障子を人に見られまいと云ふ風で締めた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
値をきくと、指を一本出したので、煙草の五円に較べれば一皿一円のカレーライスは廉いと思い、十円札を出すと、しかし釣は呉れず、黒いジャケツを着たひどい訛の大男が洋食皿の上へ普通の五倍も大きなスプーンを下向きに載せて、その上へ白い飯を盛り、カレー汁を掛けるのだった。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
作例 · 標準
「この矢印は、下向きに指しているので、階段はそちらだとわかる。」
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「カメラを下向きにして、床に落ちたコインを撮影した。」
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「鉢植えの植物が元気がないので、葉が下向きになっている。」
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標準
(market) decline
作例 · 標準
「最近の株価は、全体的に下向きの傾向が続いている。」
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「景気後退の影響で、多くの業界で売上が下向きになっている。」
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「このグラフは、過去数年間の市場の動向を、下向きのトレンドで示している。」
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